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先日、チケット・マスターズへ行った。 日本で言うところの「ぴあ」(ってまだあるのだろうか?)みたいなものだ。 コンサートのチケットなんかを予約するところである。 手元に500ドル(4万円位)の期限切れのギフト券があり、 それを返金してもらいに行ったのだ。 期限は2001年の12月31日に切れている。 その日から、実に丸3年以上が経過しているわけだが、 タフな交渉が要求されることもなく、あっさりと返金された。 何でも、ギフト券の取り扱いが変わり、 最近発行されたものには有効期限の規制がない、ということだ。 よって、期限切れのギフト券を持っている人には返金を行います、 とスタッフは説明してくれた。 それだったら、有効期限のないギフト券に 取替えたほうがいいんじゃないかと、他人ごとながら思う。 客はそれでも充分に納得するだろう。 しかし、こういうことはカナダ(少なくともバンクーバー)ではよくある。 実は二度手間を省いているのじゃないかと思う。 客の最終目的は返金だ。 有効期限のないギフト券を手にしたら、 結局それを返金しに来るのは火を見るより明らかである。 だったら、最初から返しちゃった方が楽だというわけだ。 セール品にも同じ原理が働く。 通常、どんなものでも(生モノなんかはもちろん別だけれど) 2週間以内なら返品ができる。 その2週間の間に、その品がセールになったとする。 差額は(もちろん、タフな交渉が要求されることもなく)すぐに返金される。 差額が返金されないとなれば、その客は品物を返品し、 すぐにセール品を買いなおすわけだから、 だったら先に差額を返しておいた方が手間が省けるというものだ。 まさに消費者天国である。 しかし、こういうことは、 売り手側と消費者の側のバランスがうまくいっていないと、 なかなか成り立たない。 個人経営のところなどは、 やたら返品されてはやっていけないから、 例えば、セールの時などは「ファイナル」などという ハンコをレシートに押してきたりする。 何があろうとこれ以上マケません、ということなわけだけれど、 それはそれで文句を言うような人もあまりいないのだろうと思う。 私もそれでいいと思う。 消費者が強い立場にいることは非常に良いことだけれど、 大チェーン店に対するのと同じ要求を個人経営の店に求めたり、 数回使用したマタニティー服を子供を産んだ後に返品したり、 (↑実際にそういう人がいたのだ!!!) などということをする人が増えてくると、 ものごとはうまく進まなくなる。 と言うことで、カナダ経済の先行きはあまり明るそうではない。 まあ、別にそれでもいいんじゃないかと思う。 500ドルが戻ってきたから言うわけじゃないけれど。 (2005年1月29日)
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