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映画は東京を舞台としているため、アホな日本人がたくさん出てきます。 欧米の映画(特にハリウッド映画)には、 「こんな奴はいない」という検討違いなアホ日本人がよく出てくるけれど、 今回のは正真正銘のアホ日本人です。 コッポラさん(監督)、よく日本を見てるなあ、と感心する。 映画館の大画面に写る東京の街や日本人を見ていたら、 やっぱり(大方の世界の人が言うように)日本って妙な国なのかもしれないと思った。 決して悪い意味ではない。 「ユニーク」と「妙」の間くらいの感じ。 まあ、ものすごくいいってわけでもないんだけれど。 こういう国が1つくらいあったって、別に悪くはないよなと思う。 ストーリーは、展開というものがあまりなく、 何となくゆっくりと進む。 特に結末があるわけでもない。 私はこういうのがとても好きである。 個人的にブラブラ系(blab blab .....)と名づけている。 ある人達の数日間を淡々と描いている。 コメデイ−なんだけれど、人間の哀しみのようなものも描いている(と思う、たぶん)。 観終わって(悲しくて)涙が止まらなかったと言っていた人がいたけれど、 私はそういう風には感じなかった。 そういう風に感じる気持ちも分かるけれど。 もっと暖かい感じ。 その哀しみは、人を蝕んでいくこともあるけれど、 抱え方によっては、厚くやさしいものにしてくれる。 主人公の2人が、それを抱えていて良かったなあと思う。 そして、抱えていることを自覚していて、何とか折り合いをつけながら生きていこうと思っている (ように私には見えた)感じがすごく暖かかった。 映画の難点は主人公以外の人物にキャラクターが灯り難いことですよね。 今回も主人公達を取り巻く人々は、その哀しみを感じられないように描かれている傾向にあったけれど、 本当の世の中では、1人1人がそれぞれに哀しみを抱えて生きているんですよね。 生きている物(もちろん人間だけでなく)の数だけ物語があるんだと思う。 この映画に限らず、映画を観ると、いつもそんな風に思う。 ところで、映画の中で全く同じエキストラ(グループ)を2回使用しています。 日本人っていつもこんな格好をしているんだと思われるんじゃないかと、ちょっと心配。 それはそれで楽しいかもしれないけれど。 |
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